2018年 10月 30日
その他
遺伝子のスイッチを自由自在に切り替える!?
京都大学の研究チームが哺乳類細胞において、「青色光」により遺伝子のスイッチ(遺伝子発現)を効率良くオン/オフできる新しいテトラサイクリン誘導系(Tet)システムを開発しました。
簡単に説明すると…
設計図である遺伝子、これは一生変わりません。
しかし、設計図を基にどれくらいの量のたんぱく質を作るか、というスイッチのオンとオフの機能は生活習慣などによって変わります。
このスイッチのオンとオフ、今までは人工的に切り替えることが難しかったのですが、今回の発表によって今までよりも簡単にスイッチを切り替えることが可能になるかもしれません。
持って生まれた遺伝子=設計図は一生変わりませんが、スイッチの切り替えを自由自在に行うことができれば、太りやすい遺伝子をオフにして太りにくくしたり、筋肉に関連する遺伝子をオンにしてボディメイクしたりすることが容易になります。
今まで酵母細胞などではうまくいっていましたが、哺乳類細胞では満足がいく結果が出ていなかった技術を改良し、マウスなどの哺乳類細胞でも効率よく制御することができることが示されました。
この技術が応用されるとダイエット法も大きく変わるかもしれません。
このように、遺伝子に関する研究は日進月歩で進んでいます。これらが私たちの日常生活に応用される日も近いかもしれません!