2016年 4月 8日
その他
命の回数券「テロメア」
わたしたちの体は細胞からできており、細胞が分裂することによって細胞の数が増えます。
しかし、ほとんどの細胞は分裂できる回数に限りがあります。
言い換えれば「寿命がある」ということです。
その細胞分裂の回数と関係があるものが、染色体の末端にあるテロメアと呼ばれる繰り返し塩基配列です。
細胞が分裂するたびにこのテロメアが短くなり、5000塩基くらいになると、それ以上の分裂は起こらなくなります。
また、寿命に達しなくても、テロメアの長さを測ることで、残りの寿命を予想することにつながると言われています。
命の回数券とも呼ばれるテロメア。
この長さを長く保つことが長寿につながると考えられ、多くの研究がすすめられています。