COLUM コラム

2018年 7月 23日

遺伝的体質別、乳酸菌ダイエットのポイント

最近、「腸活」という言葉が流行っています。聞いたことはありますでしょうか?
特に人気があるのが「乳酸菌」で、コンビニやスーパーに行けば目立つところに「乳酸菌入り〇〇」というのが置かれていることが増えてきました。
最近ではチョコレートにも乳酸菌が入っていたり…
そんな今流行りの乳酸菌をダイエットにも活かそう!というのが「乳酸菌ダイエット」です。

 

乳酸菌の力で腸内環境(腸内フローラとも)を整え、便秘の解消や老廃物の排泄を促し、痩せやすいカラダを作ったり、運動による脂肪燃焼効率を高めたりするダイエット法です。
今回は、この乳酸菌ダイエットを遺伝的体質別に見ていこうと思います。
 
と、その前に、乳酸菌ダイエットの仕方を簡単にお伝えします。
…やり方と言っても、乳酸菌が多く含まれるものをたくさん食べる、というだけなのですが…
 
乳酸菌が多く含まれるもの
動物性乳酸菌(乳の中で生育する乳酸菌)…ヨーグルト・乳酸菌飲料
植物性乳酸菌(穀物類や野菜に生息する乳酸菌)…ぬか漬け・キムチ・味噌
 
発酵食品などに多く含まれるようですね。
乳酸菌ダイエットは、「食べながら行うダイエット」なのですね。
では、これを遺伝子検査の側面から検証してみましょう。
 
まず、糖代謝リスクが高い人に乳酸菌ダイエットはおすすめでしょうか?
…答えは「No!」
効果が出ないわけではないのですが、注意が必要です。
糖代謝リスクが高い人は糖質を食べると比較的すぐに体重が変化します。
つまり、今までの食事にプラスして乳酸菌が多いものを食べると、お腹周りを中心に太ってしまう危険性が高まります。
糖代謝リスクが高く、乳酸菌ダイエットをやってみたい方は、単に乳酸菌が多いものを食べるのではなく、今の食事量を減らすことも同時に行いましょう。
 
続いて、たんぱく質リスクが高い人に乳酸菌ダイエットはおすすめでしょうか?
…答えは「Yes!」
たんぱく質リスクが高い人は胃腸が弱くなりがちな傾向もあるので、腸内環境を整えてくれる乳酸菌ダイエットは特におすすめです!
さらに、ヨーグルトをはじめとする乳製品はたんぱく質も多く含まれていますので、たんぱく質を補うという意味でもおすすめ!
 
最後に、脂質代謝リスクが高い人に乳酸菌ダイエットはおすすめでしょうか?
…答えは「No!」
効果が出ないわけではないのですが、注意が必要です。
脂質代謝リスクが高い方は比較的体重や体型が変化しにくく、モチベーションの持続が課題になりやすい体質です。
乳酸菌ダイエットは腸内環境などの体質改善をしながらダイエットを行うので結果を実感するまでに時間がかかりがち。
乳酸菌が多いものを食べるだけだとダイエットをしているという実感も沸きにくいので「いつの間にかダイエットをやめていた」なんてことになるかもしれません。。。
 
乳酸菌ダイエット、、、とても楽ですし、乳酸菌が豊富な商品も増えてきていますので始めやすいダイエットです。もちろん成功している方も多いです。
しかし、生まれ持った遺伝子によって効果が出やすい出にくい、注意すべき点なども異なります。
 
遺伝子を知り、遺伝子に合った方法で効率よく乳酸菌ダイエットを取り入れましょう!

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