2019年 1月 11日
その他
肥満に関連する新しい遺伝子が発見されました!
肥満は万病の元と呼ばれており、関連する遺伝子を発見しようという研究はかなり進んでいます。
病気の予防のためももちろんですが、体型を気にする方が効率よく痩せるために遺伝子を知りたい、というニーズも多く、関連する遺伝子を発見することでビジネス的にもメリットがあるという理由も研究を加速させる要因のひとつです。
実は、世界中で肥満に関連する遺伝子の研究はなされており、多くの関連遺伝子が発見されています。
有名かつ肥満への影響力が大きい遺伝子が、遺伝子博士でも調べている、ΒAR、Β2AR、UCP1の3つですが、影響力が小さいものなども含むと20種類以上の遺伝子が肥満に関係があるということが分かっています。
今回、名古屋大学大学院生命農学研究科の石川明准教授らの研究グループが新しい関連遺伝子を発表しました。
それが、Ly75(lymphocyte antigen 75)遺伝子というものです。
この遺伝子は、免疫応答に関わる機能を担うことが分かっていましたが、今回のマウスを用いた研究により、この遺伝子と肥満との関係が明らかになりました。
今後この遺伝子の研究が進むことでヒトの肥満予防やダイエットをより効率よく進めていくことが可能になるかもしれません!