2015年 12月 11日
食
パンダはうまみを感じない?うまみや苦みの感じる遺伝子
味覚が鋭いことは料理上手に欠かせない要素ですし、食事を楽しみためにも必要です。
よくたばこをやめると、味覚が良くなり、食べ物をおいしく感じるようになった、という話も耳にします。
一口に味覚と言っても多くの種類がありますが、苦みやうまみを感じることができるかどうかにも持って生まれた遺伝子が関係していることが分かってきました。
例えば、苦みを感じる受容体は25種類以上あるのですが、苦みの受容体のいくつかが欠損しており、特定の種類の苦みを感じることができない人が数パーセントいることが報告されています。
うまみや苦みなどの感じ方、味覚も持って生まれた遺伝子の影響を大きく受けます。
ちなみに、熊の仲間であるパンダは、うまみを感じるための遺伝子がありません。熊はさまざまな味覚の受容体を備えていますが、竹ばかり食べているうちにうまみを感じる必要がなくなり、進化したのかもしれません。