COLUM コラム

2016年 11月 7日

その他

遺伝子検査の結果を正しく捉え、活かしましょう④複数の遺伝子を調べるときの注意点

前回はオッズ比の注意点について解説しました。

今回は、複数の遺伝子を調べるときの注意点について解説していきます。

ひとつの病気に関して複数の遺伝子を調べている遺伝子検査もありますが、その結果の見方には注意が必要です。

ある遺伝子検査では、検査した遺伝子のオッズ比を掛け合わせて発症リスクを出しています。

例えば、ふたつの遺伝子を調べ、一方がオッズ比1.2倍、もう一方が1.3倍であれば、1.2×1.3=1.56倍、という出し方です。

しかし、発症リスクは、オッズ比を掛け合わせたものとは異なる場合がある、ということが分かっています。

オッズ比が1.2倍と1.3倍であっても、実際の発症リスクは1.56倍にはならない場合があるのです。
次回は具体例を見ながら注意点をお伝えしていきます。

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